小野市議会 2007-09-10
平成19年第350回定例会(第1日 9月10日)
平成19年第350回
定例会(第1日 9月10日) ┌────────────────────────────────────────────┐
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│ 第350回
小野市議会(
定例会)
会議録 │
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│ │
│ 平成19年9月10日(月)(第1日) │
│ │
│ 開 会 午 前 10時00分 │
└────────────────────────────────────────────┘
第1
会議録署名議員の指名 竹 内 修
河 合 俊 彦
第2 会期の決定 9月10日(月)〜9月28日(金)
(19日間)
第3 諸報告 (1)
今期定例会に出席を求めた人の
職氏名
(2)本日市長から提出された議案(15件)
(3)
専決処分の
報告書 ( 2件)
(4)
例月出納検査結果
報告書 ( 1件)
〜
議長あいさつ〜
○議長(
松本英昭君) おはようございます。
開会に先立ちまして、一言ご
あいさつを申し上げます。
本日、ここに第350回
市議会定例会が招集されましたところ、
議員各位には、ご健勝にて、ご参集を賜りましたことは、
市政伸展のため、まことにご同慶にたえません。
さて、
今期定例会に提案されます案件は、平成18年度各会計の
決算認定を始め、平成19年度
補正予算、
条例制定などの重要なる案件であります。
どうか、
議員各位には格別のご精励を賜りまして、慎重にご審議の上、適切妥当なる結論が得られますよう、お願いを申し上げまして、まことに簡単粗辞ではございますが、開会のご
あいさつと致します。
〜開 会 宣 告〜
○議長(
松本英昭君) ただいまから、第350回
小野市議会定例会を開会致します。
〜開 議 宣 告〜
○議長(
松本英昭君) これより本日の会議を開きます。
日程に先立ち、ご報告致します。
掘井算満議員は、体調不良のため本日の会議を欠席する旨の届け出がありましたので、ご報告致します。
それでは、お手元に配付致しております
議事日程に基づき、会議を進めてまいります。
これより日程に入ります。
〜日程第1
会議録署名議員の指名〜
○議長(
松本英昭君) 日程第1、
会議録署名議員の指名であります。
署名議員は、
会議規則第81条の規定によって議長より指名致します。
竹内 修議員
河合俊彦議員
の両議員にお願い致します。
〜日程第2 会期の決定〜
○議長(
松本英昭君) 次に、日程第2、会期の決定を議題と致します。
お諮り致します。
今期定例会の会期は、本日から9月28日までの19日間と致したいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶものあり)
○議長(
松本英昭君) ご異議なしと認めます。
したがって、そのように決定しました。
〜日程第3 諸報告〜
○議長(
松本英昭君) 次に、日程第3、諸報告であります。
まず、
地方自治法第121条の規定に基づき、説明のため、
今期定例会に出席を求めました人の
職氏名は、お手元に配付致しております別紙のとおりであります。
次に、市長から提出されました議案は、
別紙一覧表のとおり、15件であります。
次に、市長から提出されました
専決処分の
報告書は別紙のとおり、2件であります。
次に、
監査委員から
地方自治法第235条の2第3項の規定により、
例月出納検査結果
報告書1件が提出されております。
次に、
常任委員会所管事務調査の報告であります。
閉会中に調査を願っておりました
所管事務調査について、
会議規則第103条の規定により、
総務文教、
地域振興の各
常任委員長から、それぞれ調査の
報告書が提出されております。
次に、去る8月7日、丹波市において第224回兵庫県
市議会議長会総会が開催され、3議案を国・県に対し要望することに可決・決定されました。
また、
近畿都市国民健康保険者協議会より、
国民健康保険に関する要望書の提出がありました。
以上の件について、それぞれその写しをお手元に配付致しております。
以上で、諸報告を終わります。
〜日程第4 議案第58号〜議案第72号〜
○議長(
松本英昭君) 次に、日程第4、議案第58号から議案第72号まで、以上15件を
一括議題と致します。
議案の朗読を省略致しまして、
理事者側より
提案理由の説明を求めます。
市長。
(市長 登壇)
○市長(蓬莱 務君) 第350回
市議会定例会の開催にあたりまして、一言ご
あいさつを申し上げます。
議員の皆様方におかれましては、何かとご多用の中、ご出席を賜り、開会の運びとなりました。心から厚くお礼を申し上げます。
さて、今や北播磨を代表する夏の
イベントとなりました「
小野まつり」が、先月18日と19日の2日間にわたって開催をされました。
1日目は、30回目となる
祭り開催を記念致しまして、昨年より500発多い3,000発という、まさに
北播磨最大規模の打ち上げ花火が夜空を彩りました。大変素晴らしかったという市長への手紙等も来ているのも事実であります。
念のために少し説明を申し上げますと、500発増やしたというのは、費用を増やしたのかというようなご意見がよくあるようでございますが、議員の
皆さん方からよく市民の方にもご説明を願えればなと思いますが、8社による、いわゆる
コンペ方式、競争ですね、それをやりまして、金額は変えずに、結果としてプラス500発になったということで、今回は3,000発を打ち上げたということで、いわゆるたかが花火ではなく、花火の打ち上げに関しても、
競争原理を明快に導入していったと、こういう成果と、この点を、市民の方からしますと、2,500発よりも3,000発の方が良かったと、一気に上げるのも良かったと、言われる方もいらっしゃいますけれども、でもむだな金を、市長さん、使っていらっしゃるでしょうと、こういう話も随分聞かされましたので、いや、そうじゃないんですよ、
競争原理に基づいて、
コンペ方式というのをとったからなんですよという説明が、どうもやはりうまく
説明責任がなされていないと思いましたものですから、この場をお借りしまして、少し余談になりましたけれども、少しお話をさせていただきたいと思います。
そして、2日目には、各地のよさこい踊りの中でも、
県下最多となる105チーム、
皆さん方がお金を出して参加をしていただきました。105チーム2,400人以上の方が参加した、まさに兵庫県下というのでなく、
関西最大規模の
ダンスイベント「おの恋おどり」一色となって、朝から晩まで各チームの躍動感のある多彩な踊りが「うるおい
交流館エクラ」周辺や
大池総合公園のステージなどで披露されたところでございます。
2日目は雨でございましたけれども、スタッフの方が大変ご苦労されました。改めて御礼を申し上げたいと思いますが、これもみんなでやろうという祭りが成功した一つの、ある面ではいい試練だったんじゃないかなと思っております。
かつて「祭りを通して小野市を変えよう」と、熱い思いを抱かれた市民の
皆さんが、改革に取り組まれてから、はや8年が経過を致しました。その間、
来場者数も年々増えまして、今年は雨が降りましたけれども、今では毎年10万人を超える人々が、
北播磨地域はもとより、県外からも見物にこられまして、見るだけではなく、参加する祭りとしても発展してまいったところであります。
そして、市民自らが企画し運営する
市民主体の祭りとしての、その思いやノウハウが、さらに多くの人たちに継承され、各地区の
地域づくり協議会の活動に、さらには、各地域の祭りや文化祭、
スポーツ大会などの
取り組みに生かされ始めています。
小野まつりが元気になりましてから、もう一度昔のお祭りを復活させようと、こういう話も起こりまして、もともと下
東条地区なんかは、盛大にやっておられたわけでありますけれども、今年は
市場地区もみんなでもう1回祭りを復活させようと、私もまいりましたけれども、大変ご苦労された中にも立派な祭りでありました。
2回目を迎えました
大部地区の祭りも、それぞれにまた特色があって、多くの祭りが交流の場として今、発展をしていると思います。
まさに小野市が目指しているそのような
イベント等に見られる「ことおこし」、そしてまた「
ものおこし」、そしてそれらを支える「
人おこし」が、実を結んできたと感じているところでございます。
こういった市民の
皆さんの地域の活性化に向けた
取り組みを肌で感じ、その熱い思いにこたえるべく、
地域住民やNPO、企業、そして行政がともに考え、ともに行動し、一致団結して、ますます元気な小野市を目指してまいりたいと考えております。
一方、小野市の
行政手法と成果について、全国的にも注目を集めまして、小野市への視察の受け入れは、平成17年度が51件、平成18年度が90件、本年度が4月以降、累計で今33件ということでございまして、先週の金曜日、9月7日にも山口県の秋芳町からも町長の指示によりまして、約4時間にわたって、小野市の
総合政策部と打ち合わせをさせていただいて、時間が倍ほどオーバーしたわけでありますけれども、そしてまた9月27日には福岡県から、そして10月12日は
日本経営協会公務能率研究会の会議ということで、逆に発表すると、それらを含めまして約180件以上、恐らく今年にはなると思います。今後も増える傾向にあります。このように内外とも小野市の
情報発信をさらに行ってまいりたいと思っております。
情報発信をするというのは、何もいい格好をするわけじゃないわけです。
情報発信することによって、小野市をもう1回改めて反省すべきは反省し、見直すということであり、加えて、もっと広くやっているところを逆にうちの方で吸収をするというねらいもありまして、ただ単にこちらから小野市のやっていることを発表するということでなく、ギブアンドテイクということが、本質の中にあるということを、誤解のないようにご理解をいただきたいなと思うところであります。
それでは、ここで
今期定例会におきまして、その認定をお願いしております、平成18年度の各会計の決算について、総括をさせていただきたいと存じます。
ご承知のとおり、
地方財政というのは、近年の
地方交付税の削減や国の「
経済対策」に伴う
公債費負担の増加などによりまして、依然として厳しい状況が続いており、加えて、さきの
参議院議員選挙でも争点となりました、
地域格差の是正が課題となっているところでございますが、昨年度、当市におきましては、引き続き、
健全財政を維持しながら、着実かつ効率的な
行政運営を行ってきたところであります。
私は、
交付税が減らされたからといって、泣き言を言うなということであります。確かに
地方交付税を減らされるということは厳しいことでありますが、受注が減ったからといって経営が成り立たない、そんなことを言っている会社の
経営者はいないわけでありまして、国に対して私も
近畿市長会の副会長という立場において、これ以上地方にしわ寄せを出すなと、これ以上
交付税を減らすなということについては、厳しく他市と
共同歩調をとっておりますが、だといって、減らされたからといって、何もできない、どうしようもできない、こういうことを言っているのでは、まさに
行政経営としてのそのリーダーシップが問われるということでありますので、職員には大変厳しいことでありますけれども、
交付税が減らされたからといって、泣き言は言うなと、こんな思いで、本質は私は泣き言を少し心の中で思っておりますけれども、しかし、そう思うなという思いで、ともに
行財政改革に取り組んでまいりたいと、こんな思いであります。
そのような背景でありますけれども、多くの
新規事業を盛り込みまして、一つには「子育てなど福祉・教育の充実」、二つには「活力と
にぎわいの創生」、三つには「安全・安心の
まちづくり」、四つには「協働と参画の実践」、そして五つには「“
ガーデニングシティおの”の推進」を
重点項目としてさまざまな事業を展開してまいりました。
始めに「子育てなど福祉・教育の充実」では、
乳幼児医療費の無料化を
小学校就学前から
小学校3年生までに拡大を致しました。この件につきましては、小野市が率先してやったわけでありますけれども、県もそれに対して同じように
小学校3年生までやるということになりました。結果として、市の財政は少し助かったということでありますけれども、そういう中で、さらに、今年4月からは、対象者を
小学校6年生までさらに拡大をして、県下で最も充実した制度となっていることは、既にご案内のとおりであります。
また、
延長保育や
アフタースクールを引き続き、市内すべての保育所や学校で実施したほか、新たに、
神戸電鉄小野駅におきまして、「
地域型アフタースクール」を実施致しました。また、
らんらんバスの運賃を小学生以下と65歳以上を無料と致しましたほか、
育児ファミリーサポートセンターの
利用料金の
半額助成も新たに実施を致しました。
教育の充実では、ALT(
外国語指導助手)を市内すべての
小学校に現在配置を致しておるところであります。
参考までに、
教育予算を申し上げますと、ちょうど私が就任を致しました当時と比較致しまして、金額では実に3倍の伸びとなっております。
次に、「活力と
にぎわいの創生」と致しましては、雨天でもゲートボールやフットサルなどが楽しめる
多目的ドーム「
龍翔ドーム」を八
ヶ池自然公園に新設したほか、
西日本最大級を誇る
桜づつみ回廊の整備を引き続き行いました。
また、利便性の向上とともに、地域の
コミュニティの醸成や
文化振興に寄与するために、
JR粟生駅の
駅前公園、そして
神戸電鉄樫山駅の
周辺整備にも着手をしたところであります。
「安全・安心の
まちづくり」では、
安全安心パトロールによる
地域巡回を
パトロール車3台で実施したほか、引き続き、全
小学校、
養護学校、幼稚園に警備員を配置致しました。なお、
安全安心パトロールは、今年からは3台から5台に増やしまして、5台10人体制に拡充をしているところであります。
また、ごみの
減量化、再
資源化のための
ストックヤードを新たに設置を致しましたほか、市街地における
耐震性貯水槽を備えた
防災公園の整備にも着手を致しました。
この再
資源化の
ストックヤードの件でありますが、
ストックヤードだって市が独自にそういう
廃品回収に対抗するように集めるということになりますと、学校の
廃品回収は減って、収入が減るのではないかという話でありましたけれども、実際にごみが捨てられている現状を見ますと、
廃品回収はほんのわずかでありまして、はるかに
ストックヤードに集められるごみの量の方、つまり再
資源化されるごみの方が多いという事実があります。
逆に考えたら、
廃品回収は毎月やっても、毎週やってもいいのかなと、そんな思いでありますけれども、学校とPTAの方にそれだけの負担をかけるわけにいきませんから、要はわかっていただきたいのは、PTAがやっているところへ、市が独自にやるということについて、それをやれば非常にPTAの収入が減るのではないかと、そういうふうに勘違いされている方がいらっしゃいますので、そうじゃないんですよと、ごみの実態というのはそういうことではないですということであります。
加えて、小野市は今ごみの
処理費用にどれだけ使っているかということでありますけれども、年間6億円の
ごみ処理費用を使っているということを念のために、
皆さん方にお話を申し上げておきたいです。
ごみの
減量化というのは、まさに待ったなしであります。そういう意味では、ごみの処理に対する負担というのはますます増えてくると、こういう現状を何とか打開したいと、このように思っているところであります。
四つ目の「参画と協働の
まちづくり」では、
地域コミュニティ活動への支援を各地区200万円から300万円に拡充致しましたほか、
コミュニティセンターおのと
市民会館を大規模改修致しまして、市民の
コミュニティ活動の拠点の
環境整備に努めたところであります。
そして、五つ目の「“
ガーデニングシティおの”の推進」でありますが、樫山町における
市境景観の整備のほか、
工業団地への
アクセス道路の修景や
市内道路沿線の
ポケットパークなどの整備にも実施致しました。
小野市では、ガーデニングボランティアなど1,000人以上の方々が
市内各地で“
ガーデニングシティ”を推進するために、熱心に取り組まれておりますけれども、引き続き市民の
皆さんの参画をいただきながら、“花と緑のあふれる
まちづくり”を目指してまいりたいと考えております。
その他、昨年度は市民総参加のもと、まさにみんなが主役の「
小野市流感動国体」となった“のじ
ぎく兵庫国体”の開催のほか、市民の身近なニーズにおこたえするための
生活道路や
下水道など
都市基盤の整備も引き続き積極的に推進を致しまして、その結果でありますが、市道の舗装率は、北播4市の平均よりも4%以上高い、93.9%に、
下水道普及率は、同じく2%以上高い、98.3%とほぼ
下水道事業というのは完了の状況になりました。
また、
行財政改革にも引き続き
取り組みまして、
入札改革により約7億円、市職員の
調整手当の
全面廃止など人件費で約3億円、合わせて約10億円の削減を行ったところであります。
このように積極的な
事業展開を行いながらも、
財政運営面におきましては、
コスト意識の徹底など職員の
意識改革を進め、経費の削減に努めたことや、歳入面でも
市税収入の回復などもあって、一般会計は翌年度に繰り越すべき財源を除いた実質収支が3億8,000万円となり、29年連続での黒字となったところであります。
なお、一般会計と特別会計、そして企業会計を合わせた決算総額は、歳入が368億4,000万円、歳出が375億8,000万円となっております。
一般会計の借金であります市債残高は、前年度比で約8億円減少し、約160億円となりました。なお、参考までに平成19年度はさらに8億円減少し、152億円となる見込みであります。
一方、貯金に当たります基金の残高は、平成13年度以降は、私の就任時と比べて約1.5倍となる80億円台を毎年キープし続けております。
市民1人当たりの額では他市と比較しますと、借金の残高は県下29市中、少ない方から3番目、貯金の残高は多い方から4番目となっております。
なお、収入に占める借金返済の割合を示す、いわゆる「実質公債費比率」、昨今の新聞で毎日のように賑わしておりますが、この実質公債費比率は、18%以内が健全と言われておりますが、小野市は県内の29市中、健全な方から8番目の16.7%でありまして、北播5市の中では最も良い状況であります。
他市の悪口を言うわけではありませんが、参考までに申しますと、一番悪いのは加西市21.1%、加東市20.7%、ワースト10であります。三木市18.4%、西脇市が17.5%でありますが、病院経営も借金がこれから上乗せになってきますから、これは大きく変わっていくんじゃないかなと思っております。
こういう話をしておりますのは、今までこのような数字というのは出ませませんでした。いわゆる画一的、横並びの仲良しクラブだったからです。これからは、こういった数字がどんどん出てまいりますので、こういった数字をやっぱり市民の方にも十分理解をしていただいて、悪くなればいい方向に向かって投資を抑制しなくてはならないし、一方では、弱者に対して配分すべきものはいろんな形で配分していくというメリハリのついた、そういう施策に展開をしていくという、そのようなフレキシブルな対応が必要であると、このように考えるからであります。
また、まだ新聞紙上で発表されておりませんけれども、平成20年度からは、病院事業会計や水道事業会計などを含めたすべての会計の財政健全度を図る新たな指標として導入されますと同時に、発表もされます「連結実質赤字比率」、民間企業でいう連結決算ということであると思いますが、そういうもとになる連結実質収支比率は、小野市の場合、平成17年度決算でプラス78.3%で、
日本経済新聞社の方に問い合わせましたところ、既にデータが出ておりまして、全国1,844の自治体の中で、上位、つまり健全な方から16番目ということであります。いわゆる都市間では、全国第2位でありまして、当然県下では第1位ということになると思います。
この連結実質収支比率というのは、これから大きな波紋を投げかけていくのではないかなと。要するに連結ですから、表面に出てこない水道会計とか病院とか、あるいはまたその他の第三セクターとか、そういったものも全部かかわってくるわけでありますので、もう隠しようがないと、こういうことであります。と同時に、このような報告をさせていただきますのは、今年の市長への手紙の強化月間でございました。
それともう一つは、
まちづくり交付金で、今小野市の役所の玄関回りをきれいにさせていただいておりますけれども、これが10億円を超えますと、1,000人の方にアンケートをとらなければならないという、そういうルールになっております。そのアンケートを見ますと、かなり6割以上の方が、うるおい交流館もできたし、ひまわりの丘公園もできたし、粟生駅がきれいになりつつあるし、あるいは
龍翔ドームができて、こだまの森でゲートボール、グラウンドゴルフができるというようなことから、小野市は夕張市のようになっているのではないかというのが、6割近い人からいろいろありましたものですから、ということは、いかに広報を通じて小野市の財政状況、先ほどから説明させていただいておりますようなことが、小野市からの
情報発信がなかなかできていないと同時に、議員活動としても
皆さん方に申し上げておきたいことは、ぜひとも市民の方に、大いにもっと
情報発信をしていただきたいと。営業本部長になって、温泉のアピールをしていただきたいという話をここでさせていただきましたけれども、同じように、小野市というところは、厳しいところはまだまだたくさんあります。しかし、今こういう財政状態になっているんだということは、これは
皆さんにもやっぱりわかっていただきたい。アンケートを見る限りにおいては、6割以上の方がそう思っていらっしゃるわけですね。
これは私たちの大きなる責任だと思っていますし、
情報発信のやっぱり欠陥だなと思っているところであります。
11月に市政懇話会を今回やりますので、そのときにも、各地区で財政状況について、説明をさせていただきたいと思いますけれども、その辺のところについても、
皆さん方のひとつご協力をよろしくお願いしたいと思うところであります。
そして、平成18年度における、この連結実質収支比率を試算致しましたところ、小野市はその78.3%が、76.9%で少し悪くなりますが、ほぼ昨年度と同じ比率になるという結果が出ております。
今後大きな事業として、船木の浄水場の工事が、入札が終わりまして、これが始まります。こういったものを加えていきますと、さらに悪化をしていくわけでありますけれども、それでも数値面ではそんなに大きな悪化は見込まれないだろうと予測しております。
大事なことは、先を見ていつもシミュレーションをしながら、投資計画をきちっと組んでいって、民間企業でいう利益計画をきちっと組んで、投資計画を連動させていくということであろうと思います。まさに、行政の経営とはここにあるということでございます。
このように、現時点での小野市の財政状況は、これら客観的な指標等をもとに他市と比較すれば、一定の健全性を示しております。実質公債費比率というのは兵庫県41市町、そのうちの18市、つまり44%は、いわゆるチェックが必要な18%を超えているという実態であります。一番悪いのは兵庫県でありますけれども、全国ワースト1になろうということで、今は2番目や3番目と言っておられますけれども、言っておられないでしょうね。こういうようなことが、オープンになってきております。
そういう一定の健全性は示してはおりますけれども、しかしながら、先日の新聞報道でも実質公債費比率において兵庫県の数値が悪化しているということや、あるいは、県内の19市町で
下水道整備などが要因となって20%を超える危険水域にあるということが伝えられております。
その点この小野市は、思い起こせば不景気なときにこそ積極的に
下水道事業をやるといって、徹底して
下水道事業の整備率を上げてきました、60%から90%以上に。結果として、今となってみれば、あの一番不景気なときに
下水道事業を、普通だったらとめるんですけれども、逆にやっていたことが結果的には良かったと。じゃあこれからやろうとするところは大変だと思いますね。やりたくてもやれないと、数字の面でガイドラインをはめられますから。
そういった意味では、やはりタイミングということは、いつ、どの時期に意思決定をするかということについては、結果論ではありますけれども、不景気なときにこそ、思い切って公共事業をやるという理念は、結果としては良かったなと思っているところであります。
また、全国的に見ましても、地方公営企業などを含めた連結ベースにおいて、地方自治体の財政状況が大変厳しい状況にあることは否めないところであり、引き続き、限られた財源と小野市の持つあらゆる可能性を最大限に活用して、着実な
行政経営により、
健全財政を堅持しながら、そして「もっと変えよう小野、もっと変わろう小野市」の基本理念のもとに、市民サービスのさらなる向上に積極的に取り組んでまいる所存であります。
なお、
監査委員からもいただいております決算審査意見につきましては、これらを十分に尊重致しまして、今後とも法令に準拠した適正な事務処理と効率的な予算執行に努めてまいりたいと考えております。
さて、
今期定例会に提出を予定致しております議案でございますが、
・平成18年度各会計の
決算認定に係るもの……5件
・市民要望に早急に、そしてきめ細かく対応するため、道路や公園の整備経費等を追加計上致しました。道路は先ほど言いましたように、舗装率はたくさん上がっているわけですけれども、まだまだやはりできていないところ、というのも
生活道路なんかはやはり重点的にやっていきたいと、このように考えているところであります。その辺のところについて追加計上致しました、一般会計など
補正予算に係るもの……5件
・条例の一部改正に係るもの……3件
・土地開発公社定款の変更に係るもの……1件
・
工事請負契約の締結に係るもの……1件
の計15件であります。
各議案の細部につきましては、それぞれ担当者から説明を申し上げますので、ご審議、ご決定を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
松本英昭君) 議案第58号 平成18年度
小野市歳入歳出決算の認定について、議案第59号 平成18年度小野市土地開発事業会計決算の認定について、以上2件を
総務部長。
(
総務部長 登壇)
○
総務部長(近都正幸君) 議案第58号 平成18年度
小野市歳入歳出決算の認定について、
提案説明を致します。
歳入歳出決算書の1ページからであります。
一般会計の歳入決算額は183億9,691万8,280円、不納欠損額は2,179万1,420円であります。
一方、歳出決算額は179億8,444万3,973円であります。
その結果、歳入歳出差し引き残額は4億1,247万4,307円となり、このうち翌年度へ繰り越すべき財源2,755万2,000円と、財政基金への繰入金2億円を差し引いた残額1億8,492万2,307円を、平成19年度へ繰り越ししております。
次に、144ページ、
国民健康保険特別会計であります。
歳入決算額は43億9,937万6,143円、不納欠損額は2,770万4,391円であります。
一方、歳出決算額は43億9,333万6,742円で、その結果、歳入歳出差し引き残額は603万9,401円となり、平成19年度へ繰り越ししております。
次に、168ページの老人保健特別会計であります。
歳入決算額は39億4,716万4,636円です。
一方、歳出決算額は39億9,067万1,773円で、その結果、歳入歳出差し引きは4,350万7,137円の不足となり、平成19年度歳入を繰り上げ充用致しております。
次に、180ページの介護保険特別会計であります。
歳入決算額は24億8,381万4,677円、不納欠損額は273万8,225円であります。
一方、歳出決算額は24億3,171万5,023円で、その結果、歳入歳出差し引き残額は5,209万9,654円となり、このうち翌年度へ繰り越すべき財源325万3,000円を差し引いた残額4,884万6,654円を平成19年度へ繰り越ししております。
なお、202ページ以降の実質収支並びに財産に関する調書につきましては、それぞれ記載しているとおりでございます。
また、決算の内容につきましては、それぞれの会計ごとに記載を致しております歳入歳出決算事項別明細書及び別冊の決算
報告書をご高覧願いたいと存じます。
次に、議案第59号 平成18年度
小野市都市開発事業会計決算の認定について、
提案説明を致します。
別冊の
小野市都市開発事業会計決算書の9ページをお開き願います。
まず、業務につきましては、
工業団地管理センターの管理及び市道修景事業負担金の執行を行っております。
次に、決算の内容について説明致します。
決算書の2ページをお開き願います。
収益的収入及び支出でありますが、収入では、工業用地売却収益としての営業収益5,790万円、預金利息などの営業外収益824万5,715円、合計6,614万5,715円となっております。
支出は営業費用6,555万1,796円となっております。
資本的収入及び支出でありますが、資本的収入はなく、支出は市道修景事業負担金として建設改良費が5,590万円となり、収支不足額5,590万円を当年度分損益勘定留保資金で補てんしております。
なお、詳細につきましては、10ページ以降に記載しております収益費用明細書等をご高覧願いたいと存じます。
以上、
提案説明と致します。
○議長(
松本英昭君) 次に、議案第60号 平成18年度
小野市病院事業会計決算の認定について、
市民病院事務部長。
(
市民病院事務部長 登壇)
○
市民病院事務部長(藤田久好君) 議案第60号 平成18年度
小野市病院事業会計決算の認定について、
提案説明を致します。
別冊の
小野市病院事業会計決算書の10ページをお開き願います。
近年の病院経営を取り巻く環境は、低医療費政策を背景に、医療保険制度、医療提供体制等の改革が進められていること、また国、地方の財政が極めて厳しい状況であることなどから、健全経営のために一層の
取り組みが求められております。
そうした中、地域の基幹病院として市民の多様な医療ニーズにこたえ、高度で総合的な医療を提供するため、高度医療、救急医療、専門的診療機能をさらに強化するとともに、業務の効率化と質の高い医療サービスの向上に努めております。
本年度は4月から小児科の拠点病院として医師7名体制となり、小児医療の充実を図りました。また、長期入院が必要な児童も安心して治療に専念しながら学べる「院内学級」の体制を整えました。
7月には、DPC、これは疾病別の定額支払い方式といいまして、入院したときの病名によって治療費用が決定されるという、そういう方法でありますけれども、その準備病院となりまして、今後の急性期病院としての条件整備に取り組んでまいりました。
8月には、眼科の北播磨の拠点病院として、医師4名体制となり、中核病院となりました。
11月から給食業務の全面委託を行いまして、患者サービスの向上とコスト削減に努めました。また、平成19年5月受審の病院機能評価バージョン5の認定に向けて、昨年度に引き続き準備作業を行いました。
この件に関しましては、既に本年8月に近隣では初めてとなります、無条件での認定証の交付を受けております。
次に、施設整備についてでありますけれども、患者サービスの向上のため、外来中央処置室及び4階病棟小児科観察室の改修を行いました。また、屋上防水の改修工事にあわせまして、患者様のいやし空間づくりと自然環境にやさしい
取り組みと致しまして、屋上緑化を施工致しました。
医療機器等の整備に関しましては、磁気共鳴断層撮影装置(MRI)やコンピューター断層撮影装置(CT)等55品目の医療機器の充実を図りました。
業務実績についてでありますけれども、入院患者数は小児科及び眼科が増加したものの、内科、外科の減少によりまして、年間延べ6万7,914人、1日平均にしますと186人で、前年度に比べまして2,786人の減少となっております。
また、病床利用率が84.6%と前年度に比べまして3.4%の減少となりました。外来患者数につきましても、小児科や眼科は増加致しましたが、内科及び整形外科が減少したことによりまして、年間延べ12万1,359人、1日平均にしますと495人で、前年度に比べまして1,838人の減少となっております。
次に、決算書の2ページをお願い致します。
決算の状況でありますが、収益的収入及び支出ですけれども、収入総額が35億8,437万3,798円で、入院患者数の減少によりまして、前年度比1.1%の減少、一方、支出総額は37億201万9,539円で、入院患者数の減少によりまして、材料費は減少致しましたけれども、委託料等経費の増加によりまして、前年度比0.9%の増加となりました。
この結果、消費税を調整した後、本年度は1億1,952万871円の赤字決算となってしまいました。
また、資本的収入及び支出でありますけれども、収入総額6億1,316万2,710円、支出総額7億2,923万3,481円で、収支不足額1億1,607万771円は、過年度分損益勘定内部留保資金等で補てんしております。
なお、4ページ以降は損益計算書、剰余金計算書、欠損金処理計算書及び貸借対照表でありますので、ご高覧をいただきますようお願い致しまして、
提案説明と致します。
○議長(
松本英昭君) 次に、議案第61号 平成18年度
小野市水道事業会計決算の認定について、議案第62号 平成18年度
小野市下水道事業会計決算の認定について、以上、2件を
水道部長。
(
水道部長 登壇)
○
水道部長(花房正好君) 議案第61号 平成18年度
小野市水道事業会計決算の認定について、
提案説明を致します。
別冊の
小野市水道事業会計決算書の13ページをお願い致します。
水道事業は、清浄かつ低廉な水を安定して供給し、給水サービスの向上を基本に、経営の安定化に努めてまいりました。
まず施設の整備でございますが、水の有効利用を図るため、給配水管等の漏水調査を始め、配水管等に使用されておりました石綿管の布設替え工事をすべて完了したものの、有収率は95.8%にとどまりました。今後も高水準の維持に努めてまいります。
次に、給水量では需要家の経費節減志向や環境対策により、節水傾向にあるため、給水戸数はわずかに増加しておりますが、年間給水量は約650万8,000立方メートルとなり、前年度に比べ、約13万9,000立方メートルの減少となりました。
続きまして、決算書の1ページをお開き願います。
決算の状況でございますが、収益的収入及び支出では、収入総額が12億6,035万4,990円となり、給水収益の減により、前年度に比べ、率に致しまして約1.5%の減となりました。
また、支出は、総額10億8,290万8,986円となり、受託工事費は増加したものの、原水及び浄水費、総係費が減少したことにより、前年度に比べ、率に致しまして約5.1%の減少となっております。
この結果、本年度の純利益は消費税を処理致しまして、1億4,857万6,128円となり、前年度比約34.3%の増益となりました。
次に、資本的収入及び支出では、収入総額5,015万4,457円で、主な収入は負担金でございます。
一方、支出総額は4億9,760万131円となり、その主なものは、水道事業の変更認可設計及び浄水場実施設計に係る委託料、船木浄水場用地費及び配水管布設替工事等でございます。
この結果、収支不足額4億4,744万5,674円は過年度分損益勘定留保資金及び建設改良積立金等により補てんを致しております。
なお、3ページ以降は損益計算書、剰余金計算書、剰余金処分計算書及び貸借対照表などでございます。
あわせて、ご高覧いただきますよう、お願い致します。
続きまして、議案第62号 平成18年度
小野市下水道事業会計決算の認定について、
提案説明を致します。
別冊の
小野市下水道事業会計決算書の11ページをお開き願います。
まず業務実績でございますが、年度末の水洗化人口は公共
下水道事業では、前年度に比べ、1,562人、率に致しまして4.2%の増加、農業集落排水事業では、前年度に比べ272人、率にして9%の増加となりました。
次に、年間有収水量は水洗化人口の増加に伴い、公共
下水道事業では、前年度に比べ23万2,000立方メートル、率にしまして5%の増加となっております。
また、農業集落排水事業では、前年度に比べ2万2,000立方メートル、率にして6.3%の増加となりました。
続きまして、決算書の1ページをお開き願います。
決算の状況でありますが、収益的収入及び支出では、収入総額が10億8,185万9,643円となり、一般会計補助金の減等により、前年度に比べ、率にして約18.8%の減となりました。
支出は、総額16億3,149万5,097円となり、流域
下水道維持管理負担金の減等により、前年度に比べ、率にして約2.4%の減となりました。
この結果、本年度の純損失は消費税を処理致しまして、5億6,977万1,200円となり、前年度に比べ約59.2%の増となりました。
次に、資本的収入及び支出では、収入総額9億6,148万7,378円で、主な収入は企業債及び負担金でございます。
一方、支出総額は10億1,345万3,008円となり、主な支出は企業債償還金でございます。
この結果、収支不足額5,196万5,630円は、当年度分損益勘定留保資金等により補てんを致しております。
3ページ以降は、損益計算書、剰余金計算書、欠損金処分計算書及び貸借対照表などでございます。
あわせて、ご高覧いただきますようお願い致します。
以上、
提案説明と致します。
○議長(
松本英昭君) 次に、議案第63号 平成19年度
小野市一般会計補正予算(第2号)を、
総務部長。
(
総務部長 登壇)
○
総務部長(近都正幸君) 議案第63号
平成19年度
小野市一般会計補正予算(第2号)について、
提案説明を致します。
議案書の63ページであります。
今回の補正は、市民要望に早急、かつきめ細かく対応するため、道路整備の充実、匠台公園前の照明灯の設置、
まちづくり交付金事業を活用した道路、公園、駅
周辺整備事業の追加、後期高齢者医療に係るシステム開発費及び人事異動に伴う人件費の補正等であります。
まず第1条 歳入歳出予算の補正でありますが、既定の総額に歳入歳出それぞれ2億6,230万円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ186億5,160万円にしようとするものであります。
次に、63ページの1、第1表 歳入歳出
補正予算の概要について、説明を致します。
まず歳入でありますが、款15 国庫支出金、款16 県支出金、款22 市債につきましては、事業に係る財源の収入見込み等により、款19 繰入金は、小野地区
コミュニティ施設整備に係る基金の取り崩しにより、款20 繰越金、款21 諸収入は、額の確定によりそれぞれ補正しようとするものであります。
次に、63ページの2、歳出であります。
主な内容でありますが、款3 民生費で後期高齢者医療に係るシステム開発経費、款5 農林費で防衛施設
周辺整備事業費の追加、款7 土木費で
まちづくり交付金による市場駅
周辺整備を始め、道路、公園の整備等、款9 教育費で小野地区
コミュニティ施設の整備等に係る所要額をそれぞれ補正しようとするものであります。
なお、詳細につきましては、63ページの6以降に記載致しております「歳入歳出
補正予算事項別明細書」をご高覧願いたいと存じます。
以上、
提案説明と致します。
○議長(
松本英昭君) 次に、議案第64号 平成19年度
小野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議案第65号 平成19年度小野市
介護保険特別会計補正予算(第1号)、以上2件を
市民福祉部長。
(
市民福祉部長 登壇)
○
市民福祉部長(富田 修君) 議案第64号 平成19年度
小野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、
提案説明を致します。
議案書の64ページであります。
第1条は、既定の予算総額に歳入歳出それぞれ3,921万円を追加し、予算の総額を49億6,221万円にしようとするものです。
このたびの補正は、歳入については繰入金及び繰越金、歳出については総務費、老人保健拠出金及び諸支出金の補正であります。
次に、64ページの1、第1表 歳入歳出
補正予算の概要について説明致します。
まず、歳入でありますが、款8 繰入金は職員給与等の一般会計繰入金及び基金繰入金で、3,317万2,000円の追加、款9 繰越金は前年度繰越金の確定による603万8,000円の追加補正であります。
次に歳出でありますが、款1 総務費は人事異動及び児童手当制度の改正に伴う職員給与費と平成20年4月から始まる後期高齢者医療制度に対応するためのシステム改修費で、1,682万6,000円の追加、款3 老人保健拠出金は医療費拠出金の確定による80万6,000円の追加、款9 諸支出金は退職被保険者に係る療養給付費交付金の前年度精算による2,157万8,000円の追加補正であります。
なお、詳細につきましては、64ページの3以降「歳入歳出
補正予算事項別明細書」をご高覧いただきたいと存じます。
次に、議案第65号 平成19年度小野市
介護保険特別会計補正予算(第1号)について、
提案説明を致します。
議案書の65ページであります。
第1条 歳入歳出予算の補正でありますが、既定の総額に歳入歳出それぞれ5,543万円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ27億4,443万円にしようとするものであります。
今回の補正は、平成18年度介護給付費等の精算に伴う還付金の追加、人事異動による人件費の減額などを行うものであります。
次に、65ページの1、第1表 歳入歳出
補正予算の概要について、説明申し上げます。
まず、歳入でありますが、款3 国庫支出金2万5,000円、款4 支払基金交付金404万3,000円、款5 県支出金101万7,000円は平成18年度介護給付費負担金等の精算追加交付による増額、款7 繰入金は一般会計繰入金150万円の増額、款8 繰越金は前年度繰越金の4,884万5,000円の増額に伴う補正であります。
次に、歳出でありますが、款1 総務費の総務管理費97万3,000円は、第4期介護保険事業計画策定に必要な介護保険サービス利用意向調査業務委託料150万円の増額、及び人事異動による人件費52万7,000円の減額によるものであります。同じく款1 総務費の介護認定審査会費については、増減はありませんが、認定調査委託業務減少に伴う認定調査委託料84万円を減額し、新規申請調査増加に伴う要介護認定調査員報酬に充てるものであります。
款3 地域支援事業費も増減はありませんが、訪問型介護予防事業委託料及び人事異動による人件費を減額し、育児休業取得職員の代替えとして任用した臨時職員の賃金に充てるものであります。
款5 基金積立金2,210万5,000円は、小野市介護保険給付費準備基金に積み立てるものでございます。款7 諸支出金3,235万2,000円の内訳は、第1号被保険者保険料の還付未済額の増額に伴う第1号被保険者保険料還付金186万4,000円の増額、及び平成18年度国庫負担金精算還付金等の増額に伴う償還金3,048万8,000円の増額によるものであります。
なお、詳細につきましては、65ページの3以降「歳入歳出
補正予算事項別明細書」をご高覧いただきたいと存じます。
以上、
提案説明と致します。
○議長(
松本英昭君) 次に、議案第66号 平成19年度
小野市水道事業会計補正予算(第1号)、議案第67号 平成19年度
小野市下水道事業会計補正予算(第1号)、以上2件を
水道部長。
(
水道部長 登壇)
○
水道部長(花房正好君) 議案第66号 平成19年度
小野市水道事業会計補正予算(第1号)について、
提案説明を致します。
議案書の66ページでございます。
第2条 業務の予定量の補正につきましては、記載のとおり改めようとするものでございます。
第3条 収益的収入及び支出の補正ですが、既定の支出総額から880万円を減額し、支出総額を12億8,620万円にしようとするものでございます。
補正の主な内容は、職員の会計間異動に伴う給与費の減額によるものでございます。
次に、第4条 資本的収入及び支出の補正でございますが、既定の支出総額に970万円を追加し、支出総額を9億6,470万円にしようとするものでございます。
補正の主な内容は、職員の会計間異動に伴う増額によるものでございます。
また、資本的収入が資本的支出に対し不足する額は、内部留保資金で補てんしようとするものでございます。
第5条 議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきましては、記載のとおり改めようとするものでございます。
なお、詳細につきましては、66ページの2「
補正予算実施計画」以降をご高覧いただきますようお願い致します。
続きまして、議案第67号 平成19年度
小野市下水道事業会計補正予算(第1号)について、
提案説明を致します。
議案書の67ページでございます。
第2条 収益的収入及び支出の補正でございますが、既定の収入総額及び支出総額からそれぞれ95万円を減額し、収入総額を11億8,005万円に、支出総額を16億9,205万円にしようとするものでございます。
補正の主な内容は、収入につきましては、給与費の減額に伴う一般会計補助金の減額、支出につきましては、会計間異動に伴う給与費の減額によるものでございます。
次に第3条 議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正、第4条 他会計からの補助金の補正につきましては、それぞれ記載のとおり改めようとするものでございます。
なお、詳細につきましては、67ページの2「
補正予算実施計画」以降をご高覧いただきますようお願い致します。
以上、
提案説明と致します。
○議長(
松本英昭君) 次に、議案第68号
郵政民営化法等の施行に伴う
関係条例の整理に関する条例の制定について、
総務部長。
(
総務部長 登壇)
○
総務部長(近都正幸君) 議案第68号
郵政民営化法等の施行に伴う
関係条例の整理に関する条例の制定について、
提案説明を致します。
議案書の68ページであります。
郵政民営化法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律が、平成19年10月1日から施行されることに伴い、本条例を制定し、関係する小野市
下水道条例など4条例の一部を一括して改正しようとするものであります。
改正の主な内容は、これまで国に属していた郵政事業が民営化されることに伴い、
関係条例内にある「郵政事業」、「日本郵政公社」及び「郵便貯金」という用語を削る改正を行うものであります。
その他の改正につきましては、証券取引法等の一部を改正する法律の施行に伴い、
関係条例中「証券取引法」を「金融商品取引法」に改めるなど、文言の整備を行うものであります。
以上、
提案説明と致します。
○議長(
松本英昭君) 次に、議案第69号
小野市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、
市民福祉部長。
(
市民福祉部長 登壇)
○
市民福祉部長(富田 修君) 議案第69号
小野市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、
提案説明を致します。
議案書の69ページをお開き願います。
本議案につきましては、平成18年6月21日に公布された健康保険法等の一部を改正する法律の中で、平成20年4月1日施行に係るものについて、本条例を改正しようとするものであります。
改正内容は、現在3歳未満の乳幼児を対象として、療養の給付に係る一部負担金の割合を2割に軽減している措置を、義務教育就学前の子供までに拡大し、また、70歳から74歳の高齢者について、一部負担金の割合を現行の1割から2割に引き上げるものであります。
なお、この条例は、平成20年4月1日から施行しようとするもので、別に経過措置を定めております。
以上、
提案説明と致します。
○議長(
松本英昭君) 次に、議案第70号
学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う
関係条例の整理に関する条例の制定について、
教育次長。
(
教育次長 登壇)
○
教育次長(西本 孝君) 議案第70号
学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う
関係条例の整理に関する条例の制定について、
提案説明を致します。
議案書の70ページであります。
学校教育法等の一部を改正する法律が、平成19年6月27日に公布され、公布の日から起算して6月を超えない範囲内において、政令で定める日から施行されることに伴い、本条例を制定し、関係する小野市立幼稚園設置に関する条例など4条例の一部を一括して改正しようとするものであります。
改正の主な内容は、
学校教育法等の一部改正により、幼稚園が各学校種の最初に位置づけられたことから、幼稚園に関する事項が第22条から第28条までに新設され、以下
小学校に関する事項が第29条から第44条まで、中学校に関する事項が第45条から第49条までに改正され、このことからいわゆる「条ずれ」に対応するため、関係する条例について学校教育法の引用箇所の改正を行うものであります。
以上、
提案説明と致します。
○議長(
松本英昭君) 次に、議案第71号
小野市土地開発公社定款の変更について、
総合政策部長
(
総合政策部長 登壇)
○
総合政策部長(
小林清豪君) 議案第71号
小野市土地開発公社定款の変更について、
提案説明を致します。
議案書の71ページであります。
郵政民営化法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴い、定款の一部を変更する必要があるため、公有地の拡大の推進に関する法律第14条第2項の規定により、議会の議決を求めるものであります。
変更の内容につきましては、定款中に「キャッシュ・フロー計算書」という用語を加えるとともに、「運用財産」、「郵便貯金」という用語を削り、文言の整備を行うものであります。
以上、
提案説明と致します。
○議長(
松本英昭君) 次に、議案第72号
温泉活用交流施設増築(建築)
工事請負契約について、
地域振興部長。
(
地域振興部長 登壇)
○
地域振興部長(森本 孝君) 議案第72号 温泉活用交流施設(建築)
工事請負契約について、
提案説明を致します。
議案書の72ページでございます。
この議案は、契約金額1億7,535万円で美樹工業株式会社三木営業所所長 奥田則夫と請負契約を締結しようとするものでございます。
工事内容につきましては、地上1階、建築面積779.95平方メートルの白雲谷温泉ゆぴかに係る温泉活用交流施設の増築(建築)工事でございます。
議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定に基づいて、議会の議決を求めるものでございます。
以上、
提案説明と致します。
○議長(
松本英昭君) 以上で、当局の
提案理由の説明は終わりました。
これで、本日の日程は終了致しました。
この際、お諮り致します。
あす11日から19日までは、議案熟読のため、休会致したいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶものあり)
○議長(
松本英昭君) ご異議なしと認めます。
したがって、そのように決定しました。
次の本会議は、9月20日午前10時から再開致します。
なお、質疑の発言通告は、11日正午までに議会事務局へ提出願います。
本日は、これをもって散会致します。
散会 午前11時20分...